家づくり

カーテンいらずで心地よく暮らす、コの字型パッシブデザイン住宅

正面からの日中の住宅外観

四季折々の光と風を味方につけた「パッシブデザイン住宅」

今回ご紹介するお住まいは、自然エネルギーを最大限に活用し、機械設備に頼らない快適性を追求した一邸です。

設計コンセプトは「カーテンのいらない暮らし」
一般的には採光性を確保しつつも、外からの視線や日射のコントロールのためにカーテンやブラインドが不可欠とされます。しかしこのお住まいでは、建物の形状そのものが“暮らしのシールド”となり、日中でもカーテンを閉めずに心地よく過ごせる工夫が随所に凝らされています。

正面からの日中の住宅外観
日中のテラス全景
斜めからの日中の住宅外観
日中のテラス全景

「コの字」型が叶える、光とプライバシーの両立

敷地の形状や周囲の住環境を踏まえ、建物全体を「コの字」型にレイアウト。
中央には開放的な中庭が設けられ、全居室にやわらかな自然光が注ぎ込みます。外部からの視線を気にせずに過ごせるプライベートな空間でありながら、室内にはまるでガーデンルームのような開放感と明るさが広がります。

屋根付きのウッドデッキが中庭の床とフラットにつながり、リビングやダイニングともシームレスに連動。晴れた日には、自然の風をたっぷり取り込む心地よさを堪能できます。

正面から見た夕暮れ時の住宅外観
斜めから見た夕暮れ時の住宅外観
柔らかい照明に照らされた夕暮れ時のテラス
柔らかい照明に照らされた夕暮れ時のテラス
柔らかい照明に照らされた夕暮れ時のテラス

日々の暮らしに馴染む、落ち着きあるインテリア

大きなガラス窓から差し込む自然光。
正面には中庭が見える設計となっており、家に入った瞬間に明るさと開放感を感じられる構成です。「ただいま」と「おかえり」の気持ちを包み込むような、あたたかい迎え入れの演出が印象的です。

LDKは、明るいフローリングとあたたかみのある天井材が優しく調和したナチュラルモダンな空間。大型のソファとローボードが存在感を放ち、家族が自然と集まるリビングとしての魅力を高めています。

白い壁と大きな窓が特徴のリビングルーム
広い窓から自然光が差し込む明るいリビング、ブラウンのレザーソファと木製ローテーブルが配置された空間
夜のリビングルーム、天井のファンライトが明るく照らし、ブラウンのレザーソファと木製ローテーブルが映える空間
間接照明と天井ファンライトに包まれた夜のリビング、観葉植物がアクセントの落ち着いた室内
木製のダイニングテーブルとブラウンソファが並ぶ、温かみのあるリビングダイニング

天井のファン付きライトは、デザイン性と機能性を兼ね備えたポイント。室内の空気を緩やかに循環させ、夏は涼しく、冬は足元まで暖気を届けてくれる効果もあります。

ダイニングスペースにはペンダントライトを複数配置し、空間にリズムとアクセントを添えています。カウンターキッチンの背面にはカラフルなクロスがあしらわれ、毎日の食卓に彩りと遊び心をプラス。どこを切り取っても、絵になる空間が完成しました。

明るいリビングと繋がるモダンキッチン、ペンダントライトが天井に並ぶ
カラフルなクロスと、シンプルでスタイリッシュなキッチン
カラフルなタクロスに面したキッチンのカウンタースペース

外部からの熱や視線を遮る、断熱と動線の工夫

外観デザインは一見シンプルながら、断熱性・遮光性への配慮が随所に見られます。屋根のかかり具合や開口部の位置・大きさは、太陽高度や風向きを綿密に計算して配置されており、夏は日差しを遮り、冬は暖かさを取り入れるパッシブな設計思想に基づいています。

また「コの字型」の中央に向かって開いた導線により、各部屋の移動が自然に中庭とつながるため、家の中を移動するたびに「自然」と「暮らし」が交差する心地よい動線が生まれています。

自然と共に暮らす、新しいスタンダード
今回の住まいは、単に“デザイン住宅”にとどまらず、「自然との共生」をテーマに、暮らしの快適性と心地よさをとことん追求した一邸です。

エアコンや照明といった人工的な設備に頼らずとも、十分な明るさと温熱環境を確保できる設計は、これからの住宅のスタンダードの一つと言えるかもしれません。

「カーテンのいらない家」という発想が生む、自由で健やかな毎日。
その可能性に、あなたもぜひ触れてみてください。

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