日々の暮らしの中で意識せずとも快適さを感じられるよう、空間の距離感や居場所のつくり方にも配慮しました。家族が集まる時間と、それぞれが自分の時間を過ごす瞬間。そのどちらも無理なく受け止められるよう、空間が役割を押し付けすぎない構成としています。
暮らしの変化や年齢の重なりによって、使い方や過ごし方が少しずつ変わっても、住まいがそれを受け止め、自然と馴染んでいくこと。そんな柔軟さも、この住まいの大切な要素です。
住まいは完成した瞬間が終着点ではなく、暮らしとともに育っていくもの。日常の中で感じる小さな快適さや、何気ない時間の積み重ねが、この場所への愛着を深めていきます。
派手さはなくとも、長く、静かに寄り添い続けること。暮らしの背景として、住む人の時間をやさしく支える住まいとなりました。
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