家づくり

パッシブデザインって何?

日の入りの角度。中庭のあるリビング。

皆様、「パッシブデザイン」という言葉を耳にしたことがありますでしょうか。

最近の住宅雑誌等ご覧になっている方はご存知かもしれません。また最近、工務店・メーカーに行かれた方は聞いた事があるかもしれません。

「パッシブデザイン」という言葉、目で見たり、聞いたりすることが多くなってきたように感じます。

でも聞いたことはあるけど、そもそも「パッシブデザイン」とは何でしょうか。

「パッシブデザイン」とは、建物を建築する際に自然や環境が持っているエネルギー(日射・気温・風・雨水・地熱など)を上手に利用し、エネルギー消費を抑え、快適な生活環境や室内気候をつくろうとするものです。

もっと簡単に言うと、建物の軒を出したり、塀を作ったりして、夏は日差しを入れずに、冬は陽の光を多く取り入れるというものです。そうすることによって、冷暖房を使わない家づくりが実現します。

昨今では住宅性能が格段によくなってきていますが、これらは建物の断熱材の進化等によるものです。これらは建物の性能によるもので、それらとは違い、「パッシブデザイン」とは手法・設計工法になるということです。

地球環境に配慮した設計が見直されていく中で出てきた考え方であると言えます。

なぜ、軒や塀の高さを調整することで陽の入りを調整できるかと言うと、それは太陽の入射角によるものです。夏至の際、太陽の入射角は78度となりますが、冬至の際の太陽の入射角は32度となります。建物のサッシ部分を南面に向けることで、この入射角によって計算が出来ます。

そんな「パッシブデザイン」ですが、入射角を考慮して軒の長さを計算するため、ただやみくもに軒が長い家を「パッシブデザイン」の家とは呼びません。

ですが、最近は「パッシブデザイン」という言葉だけが先行して、ただ軒を伸ばしているだけの「なんちゃってパッシブデザインの家」が結構多く見受けられます。

「パッシブデザイン」と謳っておりますが、実際は入射角のシュミレーション計算を行っていないなんてこともあります。

ひどい話ですよね。。。

私たちヤスナグデザインホーム(株)では、365日の日照シュミレーションを行うことが出来、モニターにて実際に陽の入り方をご覧頂く事ができます。

是非、ご興味がございましたらご連絡下さい‼

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